ブログ記事 : 【麻雀】小倉孝
以下転載です。原文は上のリンクからどうぞ。
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小倉孝プロ。

その理由は彼の打ち筋にある。24567からの即リーチ。子が第一打に東から切る。役ありテンパイのドラ表示牌カンチャンでもノータイム即リー。
こういう打ち方は今では普通になってきている。でも、5年前はそうじゃなかった。それを率先してやったのが小倉だった。聞いてみるとそれぞれロジカルな理由があるけど、聞かれない限り説明しないし、説明も下手。
それでもプロ入り初年度にいきなりタイトルを取り、翌年も防衛。他の場所でも勝ちまくり、あまりの実績に周囲は評価せざるをえなくなった。同じようなカンチャン即リーでも、他の人がかけると単なる棒テンとみなされ、小倉のリーチは「小倉リーチ」と呼ばれ恐れられるようになった。
実際、強いと思う。ネットで打ったら、たぶん麻雀プロ全体で1、2を争う。


小倉の強さはドンジャラ能力、そして押し引きの精度だと思う。
さらにもうひとつ他のプロにはない才能があって、それは童顔に似合わない鉄のハートだ。どんな場でも、どんなレートでも、押し引きがまるで揺らがないメンタルの強さ。修羅場をくぐって強くなったのではなく、たぶん最初から揺れないんだろう。「究極の押し引きマシン」、それが小倉だ。