2011年10月26日

雀荘β改良案5

雀荘戦を「収支Gで段位を発行する形式」へと変更する予定です。
※祝0祝2の廃止については今回は見送ります。現行どおりテコイレ後も稼動します。

- 過去記事
雀荘β改良案1 http://blog.tenhou.net/article/49059204.html
雀荘β改良案2 http://blog.tenhou.net/article/49105863.html
雀荘β改良案3 http://blog.tenhou.net/article/49217342.html
雀荘β改良案4 http://blog.tenhou.net/article/49304794.html
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みなさんご意見ありがとうございます。

■「お財布」という遊び方とは

雀荘戦の遊び方の説明で「お財布」という表現を使ってきました。「お財布」というのがどういうものなのかというのをあまり考えないまま使って来てしまったようで、2つの意味が混ざっているような気がします。

1つは、収支をGと表現して遊ぶ表記上の話を「お財布」で説明、もう1つは、ルール間の収支を合算したものを「お財布」で説明したりしていました。

実際の雀荘では、後者のルール間の収支をすべて合算したものが「お財布」なので、その意味以外では使わないのが好ましいですね。前者の収支をGと表記するというのは「お財布」ではなくて「お金をやり取りする」と説明するべきでした。


さて、仮に雀荘戦を「お財布」を最も前面に出して設計するということを少し考えてみると、卓への参加条件は「負け分を十分に支払える能力があるのであれば文句をつけない」という感じになるのかと思います。つまり、四麻も三麻も区別せず一定のG以上があれば対戦が可能になるというような形式です。

こういうところからスタートして考えると、「東風と東南の段位を共通にする」という遊び方はわりと自然な発想といえますね。

ちなみに現在の雀荘戦では「お財布」のイメージで、ルール間で合算したGを表示するビューが用意されています。100万Gからスタートするあれです…。

これから発行しようとしている雀荘戦の段位ですが、これはもう上の意味では「お財布」ではないですね。今後「お財布」という表現は使わないようにします。


#念のための補足を…。「お財布」を最も前面に出すという上の例ですが、これはあくまで例え話で今後のポリシーということではありません。




■降段が有利にならない段位設計

WMさんから「低段位が有利になる条件では降段のメリットが常に発生する」とご指摘をいただきました。

なるほど、確かにそうです…。

例えば、
http://blog.tenhou.net/article/49105863.html
この段位表だと、二段は200,000Gを下回ると初段に降段するわけですが、初段になったほうが次の300,000Gになるには、仮に100戦かかったとすると、補正の差200G x 100戦 = 20,000Gだけ得なので、二段で負け込んで220,000を割ってきたら降段が有利かもしれない、ということになってしまいます。もちろんそれ以外の戦績はすべて悪くなりますが、それを許容するというのが前提です。Rには場代に相当する補正の概念はないので補正の差ぶん下がります(たぶん…)。

これを解決するには、補正を線形補完することにして、段位間に大きなギャップを作らないというのが解決方法でしょうか。まだあまり深く考えてないので自信ないですが…。補正を少し細かく設定するだけでも十分かもしれません。

もしくは、降段ペナルティー…。これは辛いのでできれば回避したいです。

遊びやすく、分かりやすく、高段位が信頼される、いい形になれるといいのですが…。

もう少し考えて見ます。

今回もコメント可です。

11月中旬には段位が固められればと思っています。12月中旬までに実装できる目処が立たなければ、年末にサーバメンテを入れるのは不安なので、年明け1月中旬以降に実装を行うスケジュールになるかもしれません。
posted by つの at 00:23| 日記
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■雀荘戦ルールについて■
場千五(1本場1500点)を採用しています
東西場を採用しています(西も場風)